『何でもツッカー!』2004/ドイツ/90分

ドイツ映画祭2005で観た作品です。もう4年も前に観た映画なので、忘れている部分も多いです。内容に間違いがあったら、ごめんなさい。

【あらすじ】
統一後のベルリンで暮らすジャッキー・ツッカーは、ギャンブルで多額の借金を抱え追い詰められていた。そんな矢先、母が亡くなった。母は「兄弟仲良く協力して、ユダヤの戒律に従った葬式を出すこと」と遺言を残していた。
ジャッキーはユダヤ人だが、ドイツ人の妻と結婚してユダヤ社会とは無縁の生活をしていた。特に、厳格なユダヤ教徒の兄とは犬猿の仲だった。しかし、遺言を守らなければ遺産はユダヤ協会に寄付されてしまうので、兄と仲良くしようとするが……。

【感想】
ユダヤ教を題材にしたコメディー映画です。ドイツでユダヤ教をユーモラスに描くことができるのだろうか……と半信半疑で観ましたが、すごく面白い作品でした。
にわかユダヤ教徒になろうと、ユダヤ人御用達の店でさまざまな小道具を買い揃え、準備を整えるジャッキーの妻のドタバタぶりとか、母親を埋葬するときに、ジャッキーが墓穴に落ちる場面とか、声を出して笑ってしまいました。

ダニー・レヴィ監督は、扱いにくいようなテーマをユーモアで包んで伝えることがうまいですね。
わが教え子、ヒトラー』では、ヒトラーとユダヤ人の演技指導者の緊迫した関係をユーモラスに描きながら、当時のドイツの狂った状況をしっかりと伝えていました。
この『何でもツッカー!』でも、観終わった後、現代ドイツにおけるユダヤ人たちの状況とか、今までよく知らなかったユダヤ教のこととか、理解できるようになりました。

この映画は2005年「ドイツ映画賞」の金賞を受賞したそうです。

DVDが出たらもう一度観ようと思っていたのですが、その機会が訪れませんでした。残念です。

監督:ダニー・レヴィ(『ショコラーデ』、『わが教え子、ヒトラー』)
脚本:ダニー・レヴィ/ホルガー・フランケ
出演:
ヘンリー・ヒュプヒェン
ハンネローレ・エルスナー

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