ドイツ語学習に使える映画を探す・其の2

 先週の「ドイツ映画でドイツ語を学ぶ!」の続きです。今回は次の二本を観ました。

★『Die Entdeckung der Currywurst』 (ドイツ/2007年/106分/Ulla Wagner監督)
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 ウーヴェ・ティム作の『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』(河出書房新社)を映画化した作品です。

 舞台は1945年終戦間近のハンブルク。独りで暮らしていた40代の女性レーナ(バーバラ・ズコヴァ)は、若い水兵のブレーマー(アレクサンダー・クーオン)を家に匿い、深い関係を持つようになります。やがて終戦となりますが、ブレーマーを手放したくないレーナは、戦争が終わったことを隠し続ける……という大人のラブストーリーです。

 若いブレーマーに溺れているレーナの姿がちょっと痛々しい感じがして、何度も観たいとは思えませんでした。ドイツ語字幕も付いていないので、学習用としては不向きのようです。


★『barfuss』 (ドイツ/2005年/110分/Til Schweiger監督)
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 2006年のドイツ映画祭で『裸足の女』というタイトルで上映されました。映画祭では観られなかった作品なので、期待して視聴しました。

 精神病院で掃除夫の仕事をしていたニック(ティル・シュヴァイガー)は、患者の女性ライラ(ヨハンナ・ヴォカレク)が首を吊ろうとしているところに居合わせ、自殺を阻止します。しかしその後、ライラはこっそりニックの後を追いかけ、自宅まで付いていってしまいます。ニックはライラを追い払おうとしますが、離れようとせず、仕方なく一緒に過ごすことになる……というストーリーです。

 ずっといい加減に生きてきたニックが精神を病んだライラと知り合い、初めはウザイと思いながらも次第に純粋なライラを通して自分の生き方を見つめなおしていく、という心温まる作品です。ドイツ語字幕も付いていますし、ストーリーも悪くないので、ドイツ語学習用の教材としてはいいかも知れません。


この記事へのコメント

おじゃる
2010年02月01日 22:29
映画と一言でいっても、語学教材となるとなかなか難しいですね。
『カレーソーセージ~』は本で読んだので、一度見てみたいなと思います。でもおっしゃるとおり、何度も繰り返して見るのはつらいかもしれませんね。
その映画の時代設定で古い言い回しとか新しいスラングとか、いろいろあるんでしょうね。
吹き替えや字幕だと、にダジャレやギャグなどの言葉あそびは日本人にもわかるように言い換えてあったりするので、そのギャップも面白そうですね。
Anna
2010年02月02日 23:49
おじゃるさま、コメントありがとうございます!
最初はどんな映画でも教材になるかな~と簡単に思っていたのですが、あまりに重苦しい映画や美しくない映像が多い映画だと、何度も観たくない…と思ってしまい、なかなか適当な映画が見つかりません。
『カレーソーセージ…』お読みになったのですね。私も本で読んだときはそれほど悪い印象はなかったのですが、映画ではレーナとブレーマーのベタベタしているシーンが多くて、どうも好きになれませんでした。このお話は小説で楽しんだほうがいいかもしれません。
ドイツ語のさまざまな言い回しとかスラングとかを知ることができるのは、映画ならではですよね。日本語字幕とドイツ語字幕が付いているDVDがあればベストなのですが…。

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