シャガール展

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東京藝術大学大学美術館で開催中のポンピドー・センター所蔵作品展「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛」に行きました。

ロシア生まれのユダヤ人マルク・シャガール(1887-1985)の作品約70点と、同時代に活躍したロシアの前衛芸術家ゴンチャローワ、ラリオーノフ、カンディンスキーらの作品が一緒に紹介されています。

故郷を愛していたシャガールは、生前からヨーロッパの画家よりもロシアの画家たちの作品と一緒に自分の作品を展示してほしいと思っていたそうです。この展覧会は、シャガールの夢が実現したものといえます。

今回の作品の中で一番興味を引いたのは、シャガールの舞台美術シリーズです。
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で1967年に上演したモーツァルト歌劇『魔笛』の舞台美術をシャガールが手がけたそうです。
歌劇場の新しい建物の「こけら落とし上演」だったようですが、シャガールに舞台美術を発注するなんて、ゴージャスですね! いったいどのくらいお金がかかったのでしょう…

『魔笛』作品展示室には、背景幕や登場人物たちの衣装などを描いた作品約50点が並んでいて、モーツァルトオペラの世界が広がっていました。神秘的な『魔笛』とシャガールのファンタジックな作品は抜群に合いますね。こんなゴージャスなオペラ、観てみたいものです。
BGMとして展示室に『魔笛』の曲が流れていましたので、当時の雰囲気を少しだけ味わうことができました。

美術館を出ると、すぐにミュージアムショップがありますが、一階の切符売り場の前にも特設のショップが出ています。一階のほうが空いていました。絵葉書、一筆箋、クリアファイル、マグネット、Tシャツ、バッグ、携帯ストラップなどいろいろありました。

今回は「夜の女王」のチケット用クリアファイルと、絵葉書を数枚購入しました。
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余談ですが、シャガールの作品は、ヒトラー政権下のドイツで燃やされたり美術館から撤去されたりして、悲惨な目に遭ったようです。ナチスに追われてアメリカに亡命したシャガールですが、戦後はドイツの教会のステンドグラスを制作し、ユダヤ人とドイツ人の和解に貢献しました。

以前、ドイツ一人旅をしたときにマインツの教会に立ち寄り、シャガールのステンドグラスを見てきました。青いガラスが日の光を浴びてキラキラと輝き、息をのむような美しさでした。

こちらがマインツの聖シュテファン教会のステンドグラスです。写真はWikipediaより拝借しました。
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