『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』1997/ドイツ/90分

ドイツで大ヒットしたアクション&コメディ&ロードムービー映画をご紹介します。
2009年2月に公開された長瀬智也主演の『ヘブンズ・ドア』は、このドイツ映画のリメイク版です。

【あらすじ】
一方は脳腫瘍で、もう一方は骨肉腫で余命わずかと宣告され、偶然同じ病室に入れられたマーチンとルディ。二人は、死ぬ前に一度は海を見ようと決め、病院を抜け出した。駐車場にあったベンツを盗み、海へと向かうが、そのベンツはギャングの車で、トランクには大金が積まれていた。何も知らないマーチンとルディは、ガソリンスタンドや銀行を襲って金を盗みながら旅を続け、やがて、警察とギャングに追われるようになる……。

【感想】
アウトサイダーで熱い男マーチンと、控え目で内向的なルディのコンビが、お互いの体をいたわり合いながら、スリリングな旅をします。
一文無しで病院を抜け出した二人は、銀行強盗をしたり、パトカーを盗んだりと散々悪事を働きますが、襲われた銀行員はマーチンに強盗の仕方を教えてくれますし、警官もドジな人たちが多く失敗ばかりして、コミカルに描かれています。二人を追うギャングたちも、アホっぽくて憎めない存在です。
楽しい場面ばかりではなく、発作に苦しんだり、死の恐怖におびえたりするシーンもありますし、母親を思うマーチンの優しさにほろりとさせられる部分もあります。

アクション、ロマン、悲劇、喜劇、ロードムービー等、いろいろな要素が盛り込まれていた映画でしたが、それらがすべてきれいにまとまっていました。あえて難点を言えば、ドイツ映画らしくない、というところでしょうか。エンタテイメント性が強く、アメリカ映画風で、BGMもタイトルも英語だったので、ドイツ映画ファンとしては少々さみしく思いましたが、良い作品であることは確かです。

画像


1997/ドイツ/90分
監督:トーマス・ヤーン
脚本:トーマス・ヤーン /ティル・シュヴァイガー
出演:
ティル・シュヴァイガー(『レボリューション6』『裸足の女』『耳のないウサギ』)
ヤン・ヨーゼフ・リーファース
ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ
モーリッツ・ブライプトロイ(『es』『太陽に恋して』『アグネスと彼の兄弟』『素粒子』『ラン・ローラ・ラン』)

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